施設日記
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2022.07.30
膝のサポーターって!?
こんにちは、リハビリ課です。
今日はデイサービスに来て下さっているご利用者様からよく聞かれる「膝サポーターって使った方がいいの!?ずっと付けてていいの!??」という質問について説明したいと思います。
膝関節は立つ・座る・歩く・階段の昇り降りなど、生活の様々な動作において負担がかかる部位になります。なので、膝に痛みを感じると動くのが億劫になってしまいますよね。
高齢者で膝関節に痛みが出る疾患としてメジャーなのが変形性膝関節症です。今回は変形性膝関節症の方に対する膝サポーターの使い方についてお伝えします。
では変形性膝関節症の既往がある方はサポーターを使った方が良いのか、、、大前提として、まずは主治医に相談しましょう!!
一言で膝サポーターといっても膝を暖めるのを目的とした支持性の低いものから、サイドに支柱が付いている支持性が高いものまで様々ですので受診の時に相談してみてください。
変形性膝関節症に対する膝サポーターの大きな役割を簡単に伝えると、固定することで膝関節への負担が減り、歩行が安定したり痛みが和らいだりします。(※個人差あり)
ですが、デメリットもあります!!膝サポーターは筋力を補う役割もあるため長期間使用すると、サポーターに頼ってしまうことによる筋力低下に繋がってしまいます。
つまり、装着していると楽だからといって長時間使用するのではなく「家にいる時は外して、外出する時だけ使おう♫」「今日は膝の調子が良いから外して過ごそう♪」などメリハリをもって使用していくのが良いかと思います。
そして何より、サポーターよりも膝関節の負担を減らしてくれるのは\\\筋肉です///
膝関節を支えている筋力を向上させることで変形性膝関節症の進行を遅らせることが出来ると言われています。
しょうぶ翔裕園デイサービスセンターでは、個別のリハビリに加えて、リハビリ職員監修による座って行える集団体操を行っています。もも上げや膝伸ばしなど簡単な体操でも、継続が大事です!
実際に通われている方からも「以前よりサポーターを付けなくても平気な時間が増えた!!」などと嬉しい報告がありました♡
膝の痛みが無い方も、予防として運動を始めましょう!熱中症には気を付けて水分を取りつつ運動しましょうね😊
理学療法士 小田川柊香