施設日記
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2022.08.28
杖の選び方
皆さん、こんにちは。
本日は『杖の選び方』についてお話していこうと思います。
一口に杖と言ってもたくさんの種類がありますが、本日は代表的な2つについて話していきます。
①T字杖
一番よく見かける杖だと思います。長さ調整ができるものとできないものがありますが、長さ調整ができるものは使用する方に合わせることが出来るのでおススメです!
②多点杖
こちらは、支える面が広くなりますのでT字杖よりも安定性があり、片麻痺の方などに使用されることが多いです。
次に杖の長さの調整に関してお話しさせていただきます。
杖が長すぎたり短すぎたりと自分の身長に合わない場合、正しい歩行姿勢を取ることができず、杖が身体に悪影響を及ぼしてしまう恐れがあります。
杖が長すぎると、杖に体重をかけることができないため、杖本来の役割を果たすことができませんし、杖が短すぎると、前かがみになり重心が安定せず大変危険です。
適切な長さは、「杖を持ち、持った手と同じ側の足先前方20cmほどのところに杖の先端をおく。このとき杖を持つ手の肘が30~40°の角度になる長さ」が適切と言われます。
また、『身長÷2+2~3cm』という計算式を用いることもできます。
何かの参考になれば幸いです。
しょうぶ翔裕園 リハビリ課